あなたは業績の悪い飲食店の立て直しで、思ったような成果を出せずに悩んだことはありませんか?
そして、経営を立て直す = 売上をアップすることだと思っていませんか?
本書の特徴を一言であらわすと『飲食店の立て直しは、売上を減らしてでも利益を出す』です。
利益を出すこと自体は経営では当たり前のことですが、『業績回復のために売上アップを目指さない』という考え方は飲食業界に限らず、ほとんどの店・会社では”非常識”とされています。
しかし、売上アップをしても利益が増えなければ意味がなく、つぶれかけた飲食店の経営では資金繰りが苦しくなっているので利益を出すことが何よりも重要です。
本書は飲食店の経営を立て直したい、もしくは業績をさらに良くしたいと考えている個人店のオーナー、経営者、店長、若手スタッフなどに向けて、経験が浅くても成果を出せる「実用的な教科書」をイメージしています。
私は長年ゲーム業界で開発と経営をしてきましたが、縁があって社長として経営再建をまかされた負債7億円のつぶれかけカフェを利益1100万円の繁盛店に立て直した経験から作り出したのが、タイトルにもある次の4ステップです。
ステップ1:数字で見える化
ステップ2:原価と経費の削減
ステップ3:戦略の策定
ステップ4:売上の増加
4つのステップは一見すると、非常識で遠回りに感じるかもしれませんが、立て直しが間違った方向に進むなどのムダな失敗を減らし、堅実に飲食店を立て直す常識的な手法で、具体的な施策例やつぶれかけカフェの実例を紹介しながら解説しています。
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