アルバイトの募集費用は高いのに思ったように採用できないな~
・お金をあまりかけずにアルバイトを採用できないかな?
・どうして人手不足になるんだろう?
・アルバイト採用のコツがあれば教えてほしい
このような人の悩み、疑問にお答えします。
この記事を書いている私は 、元飲食店経営者で経営コンサルの国家資格「中小企業診断士」でもあるダメ飲食店改善ディレクターのヒロサワです。
直近では社長として負債7億円で赤字経営だった、つぶれかけカフェを利益1100万円稼ぐ繁盛店に立て直しました。
さまざまな試行錯誤をしてきたので、たくさんの成功と失敗を経験しています。
コロナ渦で飲食店業界のアルバイト需要は減っています。
しかし、簡単にアルバイトを採用できるほどの買手市場ではなく、人手不足なのに売上が減って体力の減った飲食店にとっては、アルバイト1人あたりの獲得費用を少なくした、コストパフォーマンスの高い採用活動が重要になっています。
アルバイトを効果的に採用するテクニックは下記の6個になります。
この記事を読むと、18000円の低コストでアルバイトを1~2人採用することが可能になります。
人手不足の問題点
ここに書くまでもなく、この記事を読んでいる人は人手不足の問題点を実感していると思いますが次の通りです。
「スタッフが辞める負の連鎖」が続くと店の運営レベルが下がるのでお客が減り、売上・利益も減っていきます。
人手不足を解消するには
正社員を増やす
これが最も理想的ですが、飲食店業界は「年収は高くないのに労働時間が多い」ため、飲食の仕事が好きな人しか来ないので、残念ながらかなり難しいです。
アルバイトを増やす
売上・仕事量によって、人数を減らしたり、増やしたりできるので、飲食店経営では、アルバイト採用をコントロールできるかどうかで、人手不足の状況が変わってきます。
仕事を効率化する
人手不足の状況であれば、スタッフの働きだけに頼るのではなく、ムダな仕事を減らすなど効率化して、余裕を作り出します。
労働時間を増やす(残業)
もっともダメな方法なのですぐにやめましょう。
高コスパ採用テクニック①:時給を上げる
時給をアップすれば、応募者が増えることは誰でもわかっていますが、「人件費が増えるので無理」と躊躇する店が多いです。
ここで2つ質問です。
「時給を数十円アップすると、人件費はいくら増えるか計算しましたか?」
「アルバイト情報誌に掲載する費用と比べてどうですか?」
時給をアップすると応募者が増えて、辞める人が減るので、結果的にアルバイト情報誌の掲載費用を抑えることができ、トータルコストは割安になっていませんか?
つまり、アルバイトの人件費をアルバイトの求人広告費とセットで考えると、人件費の増加につながっているとは言い切れません。
たまに、時給を上げる前に雇ったアルバイトの時給を据え置きにする店がありますが、不満を感じて辞められるのですぐにベースアップしてください。
時給アップの方法は2パターンあります。
最低時給のベースアップ
最低時給で検索されたり、他の店と比較されたりするので、最低時給のアップが効果が大きいです。
また、深夜(22時~5時)は法律で時給が割増になっていますが知らない応募者が多いので、22時以降も営業している場合は割増した時給を明記してアピールしましょう。
研修期間の時給を下げて人件費を抑えるズルい裏技がありますが、いつまでも研修のままだと辞めてしまうのでお勧めはしません。
土日の時給アップ
土日は仕事が忙しくて、スタッフがいれば店の利益を増やせるのであれば、土日の時給を50~100円アップしてでもアルバイトを確保するのが賢いです。
逆に、土日は忙しくない、稼げないのであれば、時給アップしても逆効果です。
高コスパ採用テクニック②:タウンワークオンラインを使う
アルバイト求人の媒体は紙面、WEBサイト、アプリなどがあり、バイトル、マイナビバイト、タウンワークなどの会社が有名です。
一般的な求人サイトの掲載費用は1回5~15万円と安くないのに、応募数20人、採用数2人くらいだったりします。
応募数は業種や時給によってさまざまですが、1人あたりの獲得費用は3~10万円くらいかかります。
タウンワーク・オンラインは1回18000円
タウンワークの求人サイトなので、掲載費用は地域によって差はありますが、9000~18000円と激安にも関わらず、応募数は5~15万円の求人サイトとほとんど変わりません。
「オンライン」の注意点は下記2点しかないので簡単に利用でき、コストパフォーマンスが高いです。
原稿と写真は求人サイトで「人気のある店や自分が応募したいと思った店」をマネすれば、十分なクオリティーの求人ページを作れます。
高コスパ採用テクニック③:店頭ポスターで募集する
すぐに応募は来ないので即効的は弱いですが、無料で掲載できるのが最大の利点です。
人通りのない立地の店は、利用客向けに店内やトイレに掲載しましょう。
高コスパ採用テクニック④:シフトの応募条件をゆるくする
「週4日以上、土日勤務可」で募集して採用できるとシフト作りがラクになりますが、その条件で働きたいアルバイトはなかなか見つかりません。
そのため、週2日以上、短時間勤務などのシフト条件をゆるくすると応募者が増えます。
もちろん、デメリットも大きいですが、それ以上のメリットもあります。
シフト条件緩和のデメリット
シフト条件緩和のメリット
「え? メリットはたった1つだけ?」
と驚いたと思います。
しかし、飲食店が人手不足で困る原因は「メインスタッフが辞めたあとに不足分を補充できない」ことだったりするので、この問題を事前に防ぐことが意外と効果的だったりします。
高コスパ採用テクニック⑤:評判の悪いスタッフを辞めさせる
Googleマップの口コミを見ると、同一と思われる従業員に対する苦情が何ヶ月間も書かれていることがあります。
これは、「評判が悪いスタッフでも、辞めさせると店が運営できない」という理由から店長や経営者が放置しているケースです。
接客の悪いスタッフが1人でもいると店の評判を知られて応募が減ったり、せっかく採用したアルバイトにキツく当たるなどして、すぐに辞めてしまうなど、マイナスの影響が大きいです。
クビにした直後は負担が大きくなりますが、悪循環を断ち切るためには、再教育しても改善しないスタッフを辞めさせることは重要です。
高コスパ採用テクニック⑥:アルバイトに友達を紹介してもらう
働いているアルバイトが友達に店の状況を詳しく説明してくれるので、入店後のギャップも少なく、辞めにくくなります。
ただし、次のデメリットもあり、採用難易度は高いです。
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